面白かった! ディズニー新作映画『ズートピア』
2017/05/06
2016年4月23日に公開されたばかりのディズニーの新作映画『ズートピア』を次女と観てきました。もう、すっごく楽しかったです!!
冒頭、主人公のうさぎのジュディが列車でズートピアに向かうシーンの映像は躍動感があって美しく、わくわくし、これから始まるストーリーへの期待が高まりました。
ズートピアは、動物たちが人間のように暮らす“楽園”で、誰もが夢を叶えられると言われるまち。人間も顔負けの超ハイテク文明社会で、肉食動物も、草食動物も、みんないっしょに暮らしています。
登場人物ならぬ登場動物たちがみんな人間くさいというか、味があっていいんですよね。新米警官のうさぎのジュディが、きつねのニック(詐欺師)といっしょにズートピアで相次ぐ住人の失踪事件を解決すべく事件の真相に迫っていくところは、スリリングで筋もおもしろいです。単純すぎないミステリーで、張られた伏線もきちんと回収されていくのでスッキリ。
そしてなにより、「自分とは違う人を受け入れること」「違いを認め合うこと」「先入観でひとをジャッジしないこと」「夢をあきらめないこと」など、映画に込められたメッセージが、こどもだけでなく、大人にとっても響くもので、素晴らしかったです。観る人によって違う感じ方ができる多層的な作品。
さすが、昔は「人種のるつぼ」と呼ばれ、現在は「サラダボウル」と呼ばれている多民族国家・アメリカの作品だな・・・と感じました。
この映画で描かれているのは、まさに人間の世界。
ズートピアの住人たちは、私たち人間のようなもの。
どちらも同じように、性別、年齢、学歴、出身地、見た目…そんな“違い”から生まれる様々な偏見の中で生きています。
もし、その“違い”を個性として認め合うことが出来たら、私たちの人生はもっと豊かになることでしょう。
(ディズニー・ムービー公式サイトより引用/監督のメッセージ)
個人的には、前向きで夢と希望にあふれていたジュディが、不当な扱いをされたり、自分のしてしまったことを後悔したりして、成長していく姿に勇気づけられました。特に、ジュディが大きな目いっぱいに涙をためてニックに謝るシーンには、うるっ。
(あと、作中、ズートピアの陸運局でナマケモノたちが非常にゆっくりした動きで仕事をしているシーンが出てくるのですが、これって、アメリカの陸運局の仕事の遅さを皮肉ったパロディなんですって。ズートピアをアメリカの映画館で見たアメリカ人の友人が、「あのシーンでは観衆が大爆笑してたわ。」って教えてくれました。)
レビュー評価の高さも納得。ゴールデンウィークの予定がまだ決まっていない方、お子さんといっしょに映画館で『ズートピア』鑑賞はいかが?
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