年子姉妹とたのしむ育児

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文系母が、読解力のない次女のフォローをするために

      2017/05/07

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昨日、「算数が得意、国語が苦手な次女(小4) 課題は「読解力」」というエントリを書きましたが、今朝、妹と電話でしゃべったときにその話題(次女が算数は得意だが国語が苦手という話)になり、もう少し私なりにいろいろと考えてみました。


文学少女だった私。国語は得意でした。

私自身は小学生のころから読書が何よりも好きという文学少女(?)で、自分で言うのもあれですが、国語は苦労することなく、良い点数を取ることができていました。

まぁ、部首とか、古文の変格活用とか、まじめにやらないとわからないものは勉強しましたが、小中学校時代、物語文・説明文・詩などを読んで問いに答える読解問題は、簡単だと感じていました。
「このとき主人公はどんな気持ちだったか、当てはまるものをア~エの中から1つ選びなさい」とか、「『それ』とは何を表しているか、文中から探し出し、○文字で答えなさい」といった問題は、「答えが問題文の中に書かれているのに、なぜ間違えるのかわからない」と感じていました。

(すみません、自画自賛するつもりはないのですが、これを書かないことには、現在私が感じていることをうまく説明できる気がしなくて。感じが悪かったらすみません。)

今思うと、本がとにかく好きで、ひまさえあれば本を読んでいるような子だったので、自然と読解力が身についていたのでしょう。私の妹(1歳下の妹)も似たような感じで、本をたくさん読んでいて、国語はよくできたと思います。

大草原シリーズ 私、妹、長女のお気に入りの「大草原」シリーズ


長女も読書好き&国語が得意

私の長女も、子ども時代の私や私の妹と同じように本が大好きで、本を置いておけば何時間でも夢中になって読みふけっています。

現在小5ですが、大人向けの文庫本も読んだりしています。読めない漢字や知らない言葉はでてくるので、ときどき私に「○○ってなに?」と聞いてくることもありますが、それほど多くはありません。全部わからなくても、言葉の意味を類推しながら読み進めることができているようです。

この「類推」については、私も子どものころ自然とやっていたことなので、長女の頭の中でどんな処理が行われているのかは、何となく想像がつきます。

読めない熟語でも、漢字の意味から「たぶん、こういうことかな?」とアタリをつけられるというか・・・そういう力が自然と身についていくのだと思います。

長女にとって「(本を)読みたい」というのはとてもストレートな欲求なのだと思います。その欲求にしたがって本を読みまくっているうちに、自然と読解力が身に付いて、語彙も飛躍的に増えた・・・そして、その結果として、国語が得意(読解問題がラクに解ける)ようになったのだと思います。

これは理想的なのかもしれませんが、私自身、妹、そして長女も「本が好き→たくさん読む→自然と読解力がついている」という流れできてしまったので、「問題文を読んでも意味がとれない、主人公の気持ちが読み取れない」という次女に、どう働きかければよいのか、困ってしまいました。

身もふたもない言い方をすると、「なんでわからないのかが、わからない」のです。

文章のカタマリに抵抗(拒絶?)を示す次女

次女は、国語のテストなどで「次の文章を読んで、下の問いに答えなさい」といった問題が出ると、その文章を読むことに抵抗を感じるそうです。なんとか頑張って読もうと思っても、ちっとも頭に入ってこなくて、何について書かれている文章なのかイメージを形作ることができないようです。

けれど、次女は本が嫌いなわけではないんです。図書室ではよく本を借りてきますし、絵本・易しめの児童書などは楽しんで読んでいるので、お話を読むこと自体は好きみたいです。

ただ、テストなどで、自分のレベルよりも上の(難しめの)文章のカタマリを出されると、「こんなのわかるわけない!」と抵抗(拒絶?)してしまっているような気がします。

これって、私たちが、英語の基本的な単語を知っていて、文法もわかるのに、ある程度ボリュームのある英文をずらずらっと書かれた書類やペーパーバックを見たときに感じる心理的抵抗に似ているのかもしれません。

「こんなにたくさん文章があったら、とっても無理!」「こんなの読めない」と。そういう状態で、英文を一行ずつ読んでいっても、ちっとも意味がわからないし、頭の中にイメージもわいてきませんよね。そうなってしまうと、読むことは楽しいことではなく、苦痛でしかありません。

「TOEICなどで英語の長文のカタマリ」を見たときの自分の気持ちをイメージすると、次女の現在の状態がなんとなくイメージできました。とすると、大事なのは、まずは「こんなの読めるわけない、無理!」という心理的抵抗をなくす(減らす)こと。

そして、ある程度のまとまった文章を読むことになれ、「わかる」「解ける」という経験を重ねることかな、と思いました。英文も、読み続けていると、だんだん読むのがラクになってきますもんね。

ちなみに、妹の長男も「算数が得意、国語が苦手」なタイプらしく、妹本人が国語で苦労したことのないタイプだったので、同じように悩んだと言います。

妹は長男をくもんに行かせているのですが、くもんでは国語の読解問題を(易しいレベルから)ひたすら反復するらしく、その繰り返しでだんだんと読解力がついてきたそうです。拒絶を感じない程度の易しいものからスタートして、少しずつ長い文・難しい文を読めるようにレベルアップしていく・・・地道なようですが、これが読解力をつける王道なのかな、と思っています。

いまの次女は「国語できない」「長文読めない」というコンプレックスの塊になってしまっているので、まずは低学年むけの易しめの読解からやっていって、自信をつけさせたいと思います!

前に読んだ小学生のための読解力をつける魔法の本棚も読み返してみようっと。

【追記】
フィンランド・メソッドで本が好きになる「100冊読書日記」を始めました!
長女も次女も、こちらが予想した以上の食いつきっぷりでびっくりです。

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