スポーツ少年団(スポ少) メリット・デメリット(親の負担など)
2017/05/07
わが家の娘たちは、小学校のスポーツ少年団に入っています。
入団してから、かれこれ2年半になり、暑い夏を経験するのもこれが三度目。
スポーツ少年団(スポ)とは何か?
スポーツ少年団とは何か? 以下に、日本体育協会の文章を引用します。スポーツ少年団は、1962年に財団法人日本体育協会が創設した歴史あるスポーツクラブです。「一人でも多くの青少年にスポーツの喜びを!」「スポーツを通じて青少年のからだとこころを育てる組織を地域社会の中に!」と願いつくられました。約20万人の指導者と、約83万人のスポーツが大好きな仲間たちが、スポーツ少年団に登録しています。
スポーツ少年団(以下、スポ少)は、それぞれが、独自に自主的で主体性をもった活動を展開しているので、一口に「スポ少」と言っても、団によってカラーはかなり違うと思います。うちのスポ少には、3つのチームが存在しますが、そのチームによっても、雰囲気はだいぶ違います。
私は、自分の娘たちの所属しているチームについてしかわからないので、以下に書くことは、あくまで”うちの場合は”ということをご理解ください。
また、私自身は小中学生のときスポーツはやっていませんでしたし、むしろ運動が嫌いでした。なので、いわゆる”アツいタイプ”の親ではないことをご承知おきください。
うちのスポ少チームは、基本的に土日祝に学校のグランドで練習をしています。
年末年始などを除き、基本的には、土日祝すべて。練習は数時間のこともあるし、おむすび持ちで一日がかりということもあります。(試合で遠征するときは、たいてい一日がかり)
▼スポ少ソフトボールについて
子供のソフトボール(スポーツ少年団)の習い事
スポーツ少年団(スポ少)に入ってよかったこと
うちの娘たちは、スポ少の体験に行き、その場で「やってみたい」と言ったので、入団を決めました。娘たちはスポ少がどんなものかあまりわかっていなかったり、軽い気持ちだったと思います。スポ少に入ってよかったことはいろいろありますが、まずは何と言っても子どもたちに運動習慣をつけさせ、身体能力を向上させることに役立っていること。
うちの娘たちは、もともとは特に運動能力に優れていたわけではありませんが(ごくごく普通でした)、リレーの選手に選ばれるようになったり、スポーツテストでメダルをもらったりできるようになり、それが自信にもつながったようです。
また、異学年の子たちと同じチームで接する機会が増え、以前より人とのコミュニケーションがうまくとれるようになったと感じています。
入団前は家でひとり遊びをしていることが多かった長女も、外交的になったと感じています。(一人遊びは今でもしているけれど、人と接する楽しさもわかってくれた気がします。)
あと、うちの夫は土日祝が出勤の仕事(休みは平日)なので、週末に家族でおでかけ・・・というのが元々ないんです。
幼稚園のときは、私と娘たちだけで、家の中や、近所の公園で遊ぶくらいで済んでいましたが、小学校に入り、学年が上がってくると、それも難しくなると感じました。もしスポ少に入っていなかったら、きっと今ごろ、週末を持て余していただろうし、「毎週末、家でダラダラしているだけ」になっていたかもしれません。そう思うと、「目標に向かってがんばれる」場に身を置けたことは、建設的だったと思います。
ただ、逆に考えれば、「土日に遊びにいけなくなる」デメリットにもなるかもしれません。
最後にもうひとつ、スポ少はいわゆる「習い事」ではなく、指導者もボランティアなので、一般的な習い事に通わせるよりも、金銭面での負担が少ないです。
うちの場合は、一か月2,500円で、この中には、試合のエントリー料、遠征の際の交通費、備品や消耗品の買い揃え、さらに卒団式などのイベント費用の積み立ても含まれています。
スポーツ少年団(スポ少)に入って大変だったこと
もちろん、良いことばかりではありません。いわゆる「習い事」ではなく、指導者もボランティアということは、保護者(一般的には母親)の出番が多くなります。「スポ少は、当番が大変/負担」とよく耳にしますが、確かにそれはあると思います。うちのチームの場合は、一人の母の当番は、月に1回~2回あり、数時間~長いと一日がかり(早朝から夕方まで)。
夏場のうだるような暑さのグランド、冬場の凍えるような寒さのグランドに長時間座っているのは、やはりそれなりに大変です。
ただ、考えようによっては、自分が当番でない日は、ほかのお母さんにお願いができるので、ラクができます。
ラクができるという言い方は語弊があるかもしれないけれど、子どもたちがグランドに行っている間、自分の時間を作ることができます。私は自宅でPCを使って一人で仕事をしているので、週末に仕事のできる時間が捻出できるというのはありがたいです。
(私以外にも、月の半分くらい土日にパートに出ているお母さんもいたりします。)
もちろん、自分が当番の日は、大変ですけれど、メリハリはあると感じています。
ちなみに、当番はの仕事は、お茶やスポーツドリンク、コーヒーなどの準備、ほかの母たちへの連絡、子どものケアなど。タープの設営などは指導者や子どもたちもやりますが、低学年の子もいるので、なにもかも子どもたちでできる、というわけにはいきません。
私個人が負担に感じているのは、遠征時の車の運転。私はあまり運転が得意ではないので、人の子を乗せるのには神経を使います・・・。
(※ただ、高速道路の運転はホント苦手なので、高速を使っていく遠征の際には、頼むから当番にしないでとお願いしています。)
保護者(母親)の仕事は、子どもが高学年(5、6年)になると、増えます。役員なども最高学年の子を持つ母がしないといけないので。
うちの娘たちは現在小4と小3なので、まだそこまで大変ではありませんが、来年、再来年は、今以上にスポ少のために使う時間が増えそうだと覚悟しています。
あ、あと、うちは当てはまりませんが、入団前に「毎週末は家族で過ごす/家族でおでかけ」をしていたご家庭は、環境がガラッと変わるので、パパさんがさみしく感じたり、家族のだんらんが希薄になったと感じることもあるかもしれません。
下に未就学児がいて、おじいちゃん・おばあちゃんなど見てくれる人がいない場合は、それもまた大変な気がします。
最後に、お母さん同士の人間関係がトラブルのもとになるケースも、ないとは言えないようです。
幸い、私の所属しているチームはお母さん同士仲が良く、いい雰囲気なので、その点が恵まれていると思っています。基本的には「当番はたいへんだけど、子どものやりたいことなら手伝おう」という献身的なお母さんが多い気がしています。(あくまでうちのチームの場合ですが。)
まとめ
長々と書いてしまいましたが、私が思うスポ少のメリット・デメリットはこんな感じ。良いことも、悪いこと(大変なこと)もどちらもあるけれど、総合的に見た場合、私は子どもをスポ少に入れてよかったと思っているし、娘たちも入ってよかったと思っていると感じています。
母親が、どっぷり子どもに関わりあえるのも、たぶん、小学校のうちなのでしょう。中学に入ったら同じスポーツを続けないかもしれないけれど、ここで得た経験は、娘たちにとって、そして私にとっても、意味のあるものになると信じています。
▼スポ少ソフトボールについて詳しく知りたい方はこちら
子供のソフトボール(スポーツ少年団)の習い事
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