「小3までに育てたい算数脳」 高濱正伸 著
2017/05/06
高濱正伸 著「小3までに育てたい算数脳」を読みました。
私自身はどっぷり文系で、算数・数学は苦手。苦手意識があるから理解できないし、理解できないからますます苦手になっていく・・・という負のスパイラルにはまり込んで苦労しました。
今小1で、算数にふれあったばかりの長女には、そんな苦手意識をもたないでほしいなぁ・・・と思ったのが、この本を手に取ったきっかけです。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 十歳で将来が決まってしまう!?(伸びる子と伸びない子/「百ます」だけでは子どもは伸びない/十歳で将来が決まってしまう?)/
第2章 小3までに育てたい「算数脳」(「算数脳」が必要な、これだけの理由/小3までに育てたい「算数脳」/見える力(イメージ力)とは ほか)/
第3章 すべてを決める!小3までの育て方・遊び方(すべての答えは「外遊び」にあった/子どもを伸ばす親・潰す親/親たちのNGワード・NG行動 ほか)
私たちはなんとなく「算数ができる」=「計算ができる(計算が早い、計算が得意)」と思っているフシがありますが、この本には、「算数ができる」ことと「計算ができる」ことは全然違う、と書かれています。
幼稚園時代から家庭でたくさんのドリルやプリントをこなして、数、足し算、引き算を訓練してきた子どもは、「計算」はできるけれど、それが「算数ができる」ことにはならない、本当の学力とは、物事を俯瞰に見ることができる力、発見する力、とことん詰める力、理解する力、なのです・・・とのこと。
「小3までに・・・」というと、何となく「小4過ぎたらもう手遅れ」と言われているようでちょっとドキッとしますが、そういう部分を差し引いても、普段の子育ての中で、こういうところに気をつけよう、こういう経験をたくさんさせてあげようなどといった気付きをたくさん得られる一冊でした。
子どもの成長に「外遊び」が好影響を与えることは有名ですが、具体的に外遊びがどう「算数脳」を育てるのに役立つか、ということが書かれていて、なるほどなぁと思いました。
「外遊びさえさせておけばすべてOK」とは思わないけれど、この本を読んで、もうちょっと外遊びを増やそう・・・と思ってしまった単純な私です。^^;
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