『子どもが勉強好きになる50の言葉』 (江藤真規 著)を読んだ感想
2017/05/06
『子どもが勉強好きになる50の言葉』を読みました。著者は、教育コーチングをされている江藤真規(えとうまき)さん。
女の子2人のお母さんだそうですが、お子さんは二人とも東大(医学部と文学部)に現役合格されているそうです。
この本のサブタイトルは、「やる気を引き出す親子コーチング。」
子どもに勉強をやらせるだけでなく、やる気を起させるような会話を心がけたい。そう思っていた私は、この「やる気を引き出す親子コーチング」のコピーを目にして、思わずこの本を手に取ってしまいました。
- 【目次】
- 1章 学習意欲に火がつく20の言葉 ~親ができる受験のための環境づくり~
- 子どもに自信を持たせる魔法の言葉
- 子どもを目標まで導く言葉
- 2章 「考える力」を伸ばす20の言葉 ~親のサポートが勉強効率を上げる~
- 受験に合格するために親子で決める生活習慣
- 意見を言い合えるい親子関係が「考える力」の鍵
- 3章 子どもをダメにするNGワード10 ~こんな言葉が子どものやる気を減らします~
- こんな言葉が子どものやる気を減らします
- ついついの言葉をプラスに変えましょう
全体的に「中学受験」を意識した内容になっているので、そうでないご家庭の方にはピンとこない部分もあるかもしれません。私も「うーん、そうかなぁ?」という部分がいくつかありましたが、それを差し引いても、普段の子どもへの声かけに使いたいなという言葉にたくさん出会えたので、読んでよかった一冊です。
ワークやドリルを決められた分量きちんとやることができたとき、前にはつまずいていた計算問題がスムーズにできるようになったとき、タイムを計ってやる問題で時間内に終わらせられたときなど、「すごいね!」「よくできたね!」と日頃から意識して褒めるようにはしていたのですが、褒めかたにもいろいろな言い方があるな~ということに気付けました。
たとえば、
「よくできるようになったね!」
(子どもの努力の過程を見ていたからこそ言える言葉。成績ではなく、頑張りを褒める。)
「今日はいったいどうしたの!」
(子どもが予想以上に頑張れたときにうれしい感動を親子で共有)
「お母さんにも教えてくれる?」
(話すことで気持ちを整理、記憶の定着にも効果あり。また、”誰かに説明できた”という思いが子どもの自信にもつながる)
「ママはとてもうれしいわ!」
(大好きな人を喜ばせることができると子どもも嬉しい。喜んでもらった気持ちは、褒められたときとは一味違い、”私ってスゴイ!”という気にさせる)
などなど。
大人だって、誰かに褒められれば悪い気はしません。結果を褒められるのも嬉しいけれど、頑張りを褒められるのはもっと嬉しいと、私は思います。
「大丈夫、あなたはよくやっている」「ちゃんと見ているからね」
言ってほしいことは、案外、子どもも大人も同じなのかもしれません。
『子どもが勉強好きになる50の言葉』は以下ページより購入可能です。
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