5歳の子どもの滲出性中耳炎が治らない・・・
2017/05/06
次女(5歳)が半年ほどまえに「中耳炎」と診断されて、いまだに治りません。
中耳炎は、鼓膜(こまく(の奥の中耳という空洞に、細菌が入り込んで炎症が起きたり、水(浸出液)がたまったりする病気で、
- 熱が出て耳がいたくなる「急性中耳炎」
- 水がたまり音が聞こえにくくなる「滲出性中耳炎」
- 耳だれが続き、音が聞こえにくくなる「慢性中耳炎」
の3種類があるそうです。
うちの場合は、「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」でした。症状としては、難聴や、耳がつまった感じがする、など。好発年齢は1~6歳位。
滲出性中耳炎の特徴
痛みがないので気づきにくい(本人が何も言わないので親が気づいてあげられない)という特徴があり、水がたまっているので聞こえが悪いはずなのに、子ども本人としては「それが普通」になってしまっている・・・というケースが多いようです。
うちの場合も、子ども本人が何か(耳に違和感があるとか、聞こえにくいとか)訴えたわけではなく、私が『なんだか、この子最近やたらと「え?」「なに?」「なんていった?」と聞き返すなぁ』と思い、念のために耳鼻科に連れていったら、滲出性中耳炎だとわかった、という感じでした。
薬の服用などで、水(浸出液)をなくせればいいのですが、うちの場合はなかなかなくならなくて、この半年の間に2回鼓膜切開をして水を抜いてもらいました。(が、抜いてもそのときはいいのですが、しばらくするとまた水がたまってしまうんですよね~・・・)
鼓膜切開というと、なんだか大掛かりなことのように感じますが、入院の必要はなく、通常の外来で、耳に局部麻酔をして、切開をするというかたちになります。局部麻酔は注射ではなく、横むきに寝て、耳の中に麻酔薬(?)を垂らすというかたちで行うので、子ども本人には(麻酔そのものも、切開も)痛みはありません。
うちの次女の場合はダメでしたが、鼓膜切開して水抜きをすればそれで治ってしまうお子さんもいるそうです。
換気チューブのメリットデメリット
先週かかりつけの耳鼻科にいったときに、「この子は鼓膜切開しても、またすぐ水がたまってしまようだから、”換気チューブ”の挿入を考えようか」と提案されました。鼓膜を切開し、シリコンのようなものでできた小さな換気チューブ(糸巻きボビンのような形状のものらしいです)を入れることで、含気をよくするそうです。
この方法のメリットは、一発で水が抜けるし、チューブを挿入しているあいだは絶対に水はたまらないので、子どもの聞こえは格段によくなるというもの。もちろん、挿入の際も麻酔を使うので、子ども本人が痛みを感じることもありません。
デメリットとしては、これを挿入している期間は、水に頭まで潜ることができなくなること。水遊び程度なら大丈夫だそうですが、水泳は無理みたいです。
あと、換気チューブは半永久的につけっぱなしにするものではなく、半年~1年ほどで取り外すそうですが、そのときに鼓膜の装着跡(傷)がすぐふさがる子と、なかなか消えない子がいるそうです。なかなかふさがらない子の場合は、ちょっと後処理が面倒になるかもという話でした。
あ、もう1点、装着期間中は2週間に1度は通院する必要もあるといわれました。まぁ、でも、装着していない現段階でも、2週間に1回は通院しているし、これは特にデメリットというほどでもないか。
もしかしたら耳鼻科医によって多少見解が異なるのかもしれませんが、うちの子の通っている耳鼻科では滲出性中耳炎の治療について、このような話でした。
いま(6月に)装着してしまうと夏中まったく水泳ができないというデメリットがあるので、「もし装着するとしても、秋口(9月に入ってから)にしましょうか・・・」と先生には言われており、私と夫もいまのところそのつもりでいます。
もちろん、9月までに自然と治癒してくれれば、それに越したことはないのですが。
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