「まだできない自分」を受け入れることでしか、前に進むことはできない
昨日は、娘の所属するソフトボールチームの子どもたちを連れ、現役の大学生ソフトボール部員たちが小学生たちに技術指導をしてくれるイベントに参加してきました。
技術指導のほかに、大学生たちが普段やっている練習を見てせもらったり、ピッチングや守備のデモンストレーションを見せてもらい、子どもたちにとってはすごい刺激になったようです。小学生たち、すごいピッチングや、守備の連携プレーなどを見るたびに、「おお〜」とどよめきをあげるんですよ。
子どもたち、大学生のすごいプレーを見るたびに、目をキラキラさせて自分もやりたがるのです。なかなかストライクが入らない低学年の子どもたちも、「ライズカッコいい! 自分も投げられるようになりたい!」「俺も!」「私も!」と言い合い、デモンストレーションが終わると大学生たちに教えてもらいに行っていました。
大人になると、自分の今いる位置(相対的な立ち位置)を気にしすぎてしまって、すごい人を見たとき、「私もあんなことができるようになりたい!」と内心で思っても、つい「私には無理」とか「私なんて」とか言ってしまう人が多い気がします。
謙遜ではなくて、現在の自分と、まわりにいる「すごい人」との距離の開きが見えれば見えるほど、素直に「私もあんなことができるようになりたい!」とは言えなくなると言うか…。
小学生たちが大学生のプレーを見て、「自分もあんな球を投げたい! あんなプレイをしたい!」と素直に言えるのは、今がどうでも、未来にはきっとできるようになる、と思っているからだと思います。
(そもそも、現在の「まだできない自分」と、できる大学生たちを比較することはないし、当然それで落ち込むこともない。)
大人でも、「現状でこんなこともできてない私ってダメダメだ…」と思わず、今できていないことを受け入れ(認め)ることが、そこから先に進んでいく第一歩なのかな、と思いました。大事なのは、「私にはできない」ではなく、「まだ私にはできないけれど、いつかできるようになる」と未来志向でいること。
「今」は過去の行動の積み重ね。「未来」はこれからの行動の積み重ね。
私は、自分のまわりにすごい人たちがいすぎて、比較して落ち込みそうになることもありますが、小学生たちのように「今はまだできなくても、きっといつかできるようになる!」と信じて、前に進んでいきたいと思います。
「私はできない」(不合格)を「私はまだできない」(未合格)に変える(yet=まだを付ける)ことで、結果は必ず変わるはず。
【過去記事】 キャロル・ドウェック 必ずできる! -未来を信じる「脳の力」-
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